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2009/08/16
「首都圏から政権交代を」 街頭演説会で菅直人代表代行が訴え
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 菅直人代表代行は16日午後、「リベンジ首都圏」と題して東京都内で開催された街頭演説会に参加。渋谷駅ハチ公前に始まり池袋駅、秋葉原駅と精力的に回り、「首都圏から政権交代を」と訴えた。

 秋葉原駅前での演説会ではまず、司会を務めた円より子副代表が4年前の衆院選挙では東京、埼玉、千葉、神奈川の71選挙区中5勝66敗と大敗したと振り返り、その首都圏において大逆転を果たすべく企画した政治活動だと会の趣旨を説明。地元の声と無関係に予算が使われ、国民の皆さんの暮らしに直結しない現在の中央政権型の政治を政権交代によって改めると力強く語った。

 首都圏選挙対策本部事務局長の小林正夫参院議員は、自民党政権はこの4年間で日本の平和な社会、雇用、年金・医療といった社会保障を崩壊させたと指摘。「首都圏から政権交代し、生活者優先の政治を実現しよう」と呼びかけた。

 千葉県選出の長浜博行参院議員は、政権交代により前政権が何をしてきたかをしっかりチェックすることが可能になると述べ、「政権交代で国民の手に政治を取り戻す。国民のための情報公開をする」と約束した。

 続いてマイクを握った海江田万里・東京都第1区総支部長は、今回の企画に際し「『リベンジ』とは恥をそそぐ雪辱の戦いという意味。臥薪嘗胆」だと決意を表明。そのうえで、これまで何年も改革の必要性を唱えながら変わらなかった税金のムダ遣い、天下りなどに言及し、「日本は政権交代しなければ変わらない現実がある」と指摘、民主党が政権を獲り、ムダのない予算作りを行っていくとした。

 最後に「民主党は総力を挙げて戦う」と宣誓し、聴衆に対し心からのご支援を求めた。

 菅代表代行はまた、「首都圏での勝敗を逆転させない限り政権交代には届かない」とその重要性を説き、「首都圏から政権交代を」と主張。戦後日本が高度成長期からバブル社会を経て現在に至るまで社会が大きく変わるなか、全ての役所が前年度と比べて予算を組んできたために予算の配分を変えるという当たり前のことができず、今の社会の行き詰まりを招いたと分析。「役人の言った通りの予算では新しい事業はできない。民主党は政権交代によってマニフェストに掲げた政策を最優先で実行していく」と語った。

 同時に、これまで景気対策がすべて公共事業に依存してきたことに問題があるとして、あえて事業費のかかる手法で道路工事を行ったアクアラインを一例として、官僚による税金のムダ遣いを指摘。「こんな政治を続けたら本当に日本が沈没してしまう。国民主導の政治を実現しよう」と呼びかけた。

 駅前周辺では、演説会開始前から「マニフェストあります」ののぼり旗のもとに民主党の政権政策(マニフェスト)を置いた机を設置。若者からお年寄りまで次から次へとマニフェストを受け取る人が後を絶たず、政治の変換を求める人々の関心の高さが伺えた。

 

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