円より子副代表は17日党本部にて、アフリカ5か国の大使と会談した。アフリカの各地域を代表(持ち回り)し、駐日ジンバブエ、エジプト、セネガル、カメルーン、エリトリアの各大使が出席した。
円副代表は、8月30日の総選挙で政権交代を果たした暁には、アフリカ諸国との関係を更に発展させ、人と人との繋がりを深めていきたい、と歓迎の意を表した。また、自身のアフリカ諸国への訪問経験を振り返り、アフリカ大陸には近代的経済成長が見られるとともに、豊富な資源などがあるとして、“希望の大陸”と語った。
大使側からは、昨年2008年5月に横浜で開かれた“ TICAD W”(第4回アフリカ開発会議)が、過去のTICADに比べて極めて意義深いとの説明があり、アフリカの51か国の一行が訪日し、うち29か国は国家元首の参加であったと指摘した。
円副代表から、日本とアフリカ諸国との関係について、ODAや人道支援を通じた関係だけではなく、人的交流を活発化し民間企業の投資等を促進していくことが大事である、との意見が述べられた。大使側は、円副代表に賛同し、人的交流の重要性を強調するとともに、とくに日本からのハイレベルな政治家によるアフリカ訪問があまりないのは残念である、との感想が述べられた。
円副代表は、「米国のオバマ大統領、クリントン国務長官もアフリカを訪問した。中国の胡錦濤国家主席はアフリカを4回も(国家主席に就任してから)訪れている。もっと日本のアフリカ大陸への関心を高めたい。幸い岡田幹事長はじめ、アフリカを訪問しその重要性を理解している民主党議員は多い。政権交代を果たしたら、アフリカへの理解が高まると思う」と説明した。大使側からは、今回の総選挙は、国際的にも今までにない関心をもって見られており、自分たちも30日を見守っている、と語った。
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