藤末健三青年局長と藤田幸久国際局副局長は20日、参議院議員会館にて、「ハロージャパン2009 ユースサミット」一行(日本やドイツをはじめとする諸外国の大学生、大学院生161名が参加)の訪問を受け、2グループに分かれて学生たちに講演をするとともに質疑応答に応えた。
藤田国際局副局長は、冒頭、自身のドイツ短期留学の経験談などを披露しながら、学生たちに歓迎の言葉を述べた。また日本では、2日前から衆議院総選挙が始まり、歴史的な政権交代が起きるかもしれない状況などを解説し、民主党が政府にある税金のムダ使いや年金問題、雇用問題、少子高齢化、医療不足問題などに光を当て、取り組んできたことを説明するとともに、それらの問題を選挙の争点にしていると紹介した。質疑では、「月額2万6千円の子ども手当てが本当に子どものために使われ、両親に使いこまれてしまわないようにすることを担保しているのか」、「北朝鮮問題、拉致問題にちなみ北朝鮮からの亡命者の受け入れ態勢が整っているのか」と、いった質問が出され、活発な議論となった。
藤末青年局長は、現在の日本の雇用問題や消費の減少など、世界を取り巻く経済危機の影響や日本の政治についてパネルを用いて説明した。質疑応答では学生側から、民主党の安全保障についての方針や自衛隊派遣、北朝鮮問題等に関する質問があった。藤末青年局長は、民主党は核兵器の廃絶を目指すと共に平和構築への道を切り開くこと、アフガニスタン問題での人道支援について説明し、被爆国である日本と世界の平和を語った。終了後に学生たちは藤末議員を囲み記念撮影をした。
「ユースサミット」は、(財)独日青少年協会主催によるもので、2005年から毎年交互に日本とドイツで行われ、毎年参加する学生が増えている。
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