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第４５回衆院選に東京都第１０区で立候補した新人の、えばたたかこ公認候補は３０日夜、前回の郵政選挙の象徴ともいえるこの選挙区で、刺客などとしてもてはやされ、防衛大臣までつとめた自民党候補を破り、みごと当選を果たした。まさに「痛快」と言える勝ちっぷりに、選挙戦を共に戦ってきた支持者がつめかけた選挙事務所は歓喜の声に包まれた。
「当選確実」のテレビ報道を受け、えばた候補は選挙期間中から貫いてきたテーマカラーのピンクのジャケット姿でガッツポーズ。選対本部長をつとめた円より子副代表としっかり握手を交わし、事務所をいっぱいにした皆さんからの拍手のなか、比例単独の小林興起候補とともに円副代表の音頭で万歳三唱を行った。
当選を受けてのインタビューでえばた候補は、自民党候補を破った勝因を問われ、「みなさんの政治を変えたいとの思いを、必死に受け止めさせていただいた。そのことが勝利に繋がったと思う」と語った。
また、選挙戦を振り返って民主党への風を感じたかとの質問には、「政治を変えてほしい、生活を何とかしてほしいという、非常に大きな勢いを感じた」とコメント。お年寄りの方たちからは後期高齢者医療制度の問題を、若い方々からは雇用の問題を、子育て中のお母さんからも様々な子育て現場の課題を、それぞれ何とかしてほしいという声をいただいたことを明かし、その声に応えていきたいと述べた。
さらに、東京１０区は小選挙区制度が始まって以来、初めて自民党から民主党が議席を奪ったことについての認識を問われ、「本当にご支援いただいてありがたいと思っている」と表明。そのうえで、「この象徴的な選挙区で勝つことができたことは、ある意味で政権交代に本当に大きな意味をもたらすと思っている」との認識を示した。
国政の場に出て有権者の皆さんにどう応えるかいくかについては「とにかく、皆さまの生活を安定させるということに全身全霊をかけて頑張っていきたい」と、今後の決意を表明した。
なお、開票結果は以下のとおり。
江端 貴子 １０５,５１２票
小池百合子 ９６,７３９票
山本 敏江 ２１,０９２票
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