鳩山由紀夫代表は31日未明、都内で第45回総選挙の大勢が判明したのを受けて記者会見し、「数におごることなく国民の声が届く政治を目指したい」と政権交代後の政権運営の基本について語った。
冒頭、鳩山代表は、「国民の皆さんが憲政史上初めて、勇気をもって政権交代を選択していただいたことに感謝する」と述べ、民主党が300議席を超える議席を獲得したことについて、「国民の皆さんの暮らしがそれだけ厳しくなっているということに対する怒りが、民主党への期待に結びついた」と勝因を分析した。
また、今回の結果は、三つの交代であるとして、(1)政権交代、(2)古い政治から新しい政治への交代であり、政官業癒着の政治から市民が主役の政治への交代、(3)主権の交代であり、官僚主導から国民主権の政治への交代である――とその意義を強調した。
さらに、国民の期待に応える政治を行いたいとして、「自民党と大いに闘うところは闘い、協力すべきところは協力する。数におごることのない政治を行いたい」と政権運営基本を表明した。
続いて、記者の質問に答えて、目指す国家像について、「弱い人により強く光を当てるのが政治であり、一人ひとりの幸せを求めるのが私たちの政治である」としたうえで、「国民主権はお題目ではない。一人ひとりの心を思いやりながら、幸せ・居場所が見つけられる社会を目指す」と答えた。
(録画配信)
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