鳩山由紀夫代表は27日午後、石川県JR小松駅前で街頭演説を行い、街頭を埋め尽くした多くの支持者や支援者を前に、政権交代の必要性を力強く語りかけた。
鳩山代表は、「かつては自民党にいた人間として」と切り出し、「今回の総選挙は自民党と民主党との戦いというちっぽけな話ではない。140年間続いた官僚任せの政治を大きく変え、皆さんの参加によって一緒に政策を作り上げていく、真の意味の民主主権をつくりだすというもの」とその意義を説いた。官僚任せの政治による誤った政策の一例として、財政再建を優先させ社会保障費を削減した結果、病院や医師や看護師、ヘルパーさんなどが不足するという地域医療の崩壊をはじめ、障がい者の自立を妨げる障害者自立支援法やお年寄りを虐げる後期高齢者医療制度が生まれたと指摘。「冗談じゃない」と怒りを露にし、政権交代により、財務省主導の政治から皆さんお一人おひとりの気持ち、命を大切にする政治へと転換していくとした。
「地方も同じ」と続けた鳩山代表は、官僚主導、中央集権型政治により、都市部と地方の格差は拡大したとも指摘。民主党は、地域のことは地域で決められる地域主権を確立すると主張した。
さらに、税金のムダ遣いにも言及し、官僚の保身のための政策、ムダ遣いを一掃すると約束。政治を変えることができるのは国民の皆さん自身であると強調し、ともに政治を変えていこうと呼びかけた。
街頭演説会には石川県連代表の一川保夫参院議員も参加。「国民の生活が第一。」の政治実現に向け政治の変革が必要だと訴えた。
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