鳩山由紀夫代表は28日午後、大分県佐伯市内で開かれた街頭演説会で、1000人を超える聴衆を前に、民主党は、社民党や国民新党とともに、「消えた年金を消えない年金にする。しっかりとした年金制度にしていくとともに、ぼろぼろになった社会保障制度を立て直していく」との強い決意を表明した。
また、鳩山代表は、「新しい政治の枠組みを作り上げていきたい。もっともっと皆さんが暮らしやすい社会を作り上げていきたい」と述べた。
消えた年金の問題を取り上げた鳩山代表は、「4年前まで、皆さんの年金がぼろぼろに崩れていたなんて誰も知らなかった。しかし、(民主党、社民党、国民新党)3党がしっかりとこの問題について対処してきたから実態が明らかになった」として、共同して問題に当った成果を強調した。
さらに鳩山代表は、「お年寄りの方にも、これからお年を取られる方にも、今後の安心を保障することは、政府の(やるべき仕事として)一丁目一番地だ」と話し、民主党は、社民党や国民新党と共同で、消えた年金を消えない年金にする、しっかりとした制度にしていくとの強い決意を示した。
最後に鳩山代表は、命を大切にするのが政治の「いろは」だと話し、「今、地域では医者や看護士が不足している。介護のヘルパーさんも足りない。障がい者の自立を妨げる障害者自立支援法も成立した」と話したうえで、「ぼろぼろになった社会保障制度を立て直すために、民主党は社民党、国民新党と一緒に頑張る」との考えを重ねて強調し、民主党の政策への更なる理解を求めた。
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