鳩山由紀夫代表は1日夕、党本部で記者団に答え、16日に召集される特別国会での首班指名直後に組閣に入る考えを改めて示した。
白川日銀総裁、財務省の丹呉次官らと党本部で相次いで会談した内容を問われた鳩山代表は、白川総裁からは基本的に表敬を受けたと明かし、また、丹呉財務次官からはロンドンで4日から開催されるG20に臨む政府としての方針について説明を受けたとした。
31日に出揃った各省庁の10年度予算案の概算要求に関連して、民主党の意思をどのような形で省庁側に伝えていくかについては、「概算要求はまだ拝見していない状況」としたうえで、むしろその点については河村官房長官に対して何らかの形で申し入れを行いたいと表明。「新たな政権が樹立した場合にも現政府にしっかりと協力をするよう、幹事長からできるだけ早い時期に申し入れる方針である」と語った。
政府与党が特別国会の召集を16日とする方針を決定したことについては、鳩山代表が自ら提示していた15日と「実質変わりがないのでそれでいいのではないか」との認識を示したうえで、16日に首班指名が行われればその直後に組閣に入るとした。
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