内藤正光国際局副局長は2日、参議院議員会館にて、米国政策研究機関であるウッドロー・ウィルソン・インターナショナル・センターのジョン・アーリントン主任顧問一行を迎え、意見交換した。岩國哲人国際局長が同席した。
内藤国際局副局長は歓迎の意を表するとともに、今回の選挙で政権交代を実現したのは、これまでの自民党政権による官僚主導の政治への国民の不満と、政権交代への期待の高まりが結果に繋がったこと、参議院では2年前の選挙で既に政権交代を果たしていることを説明した。
米国政策研究機関側からは、民主党が米国と対等の立場を主張していることについて説明を求められ、岩國国際局長は、自民党によるこれまでの米国との関係について、全て「イエス」であったことを指摘し、イラクへの自衛隊派遣やインド洋での給油活動を例に挙げ、「ノー」と言うべきときは主張することが同盟国として大切なことであるとの認識に民主党は立っていると述べた。また、武器や燃料による支援、自衛隊の派遣よりも人道支援が最も重要だと語り、活発な意見交換を行った。
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