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2000/10/17
公選法改悪反対・緊急集会開く「議長が決まり手を作るのは越権行為」
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参議院比例代表選に非拘束名簿式を導入する公職選挙法改正に反対する緊急集会が、与野党折衝の続く17日夕、国会近くにある星陵会館で行われた。民主党、日本共産党、社会民主党、自由党、無所属の会の野党各党が顔を揃え、民主党の円より子参院国会対策委員長代理の司会のもと、与党の暴挙に対して結束して立ち向かうことを訴えた。

 冒頭、民主党の久保亘議員会長が挨拶。「日本の民主主義を守るために、共に戦う決意をお寄せいただくことに、心から敬意を表する」と感謝の意を示し、「日本の民主主義を死に至らしめないために、国会議員としての使命をみなさんと果たしたい」と決意表明した。

 この後参議院各会派の代表者のあいさつが続き、民主党の直嶋正行参院国対委員長が13日の強行採決からの経過を報告した。「選挙制度はまさに民主主義の基本。その基本が、多数を占める勢力の思いのままに変えられようとしている。多数派の横暴に対し、民主主義を守るために世論を喚起して戦わなくてはいけない」と強い口調で訴えた。

 続いて各党の代表の演説の中で、民主党の鳩山由紀夫代表は、議長のあっせん案に対して、「議長は行司の位置づけ。本来は、力士が正々堂々勝負をするように、相撲をとるための準備を整える役割のはず。土俵の広さを変えたり、決まり手を自分で作るのは明らかに越権行為で、どう考えても納得できない」と語った。

 鳩山代表は、「最終的な決着はまさに土俵でつけたい」として、「野党の結束のもとに参議院選挙において自公保政権を追いつめ、過半数を割らせ政権の座から引きずり下ろす」と結んだ。会場に集まった400人を超す人たちからはよし!よし!という同調の声が飛び交った。

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