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2009/09/15
必死で国民が主役の政治を作っていこう 鳩山代表、両院議員総会で呼びかける
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 民主党は15日夕、都内で第45回衆議院総選挙後初の両院議員総会を開き、見事当選を果たした308人の衆議院議員、および参議院議員、会派所属議員が一堂に会して総会を行った。

 挨拶に立った鳩山由紀夫代表は、「皆さん方は国民の皆様方の思いを一手に引き受けてバッヂをつけた」として心からの祝意を示したうえで、「衆参一致結束した、素晴らしい心によって、歴史を動かすことができたと思っている」と表明した。

 同時に、「歴史をつくるときに傍観者ではなく、実際に一票を投じながら自分の力で、心で歴史を動かしていただきたいと申し上げてきた」と街頭演説などでの国民の皆様への訴えを振り返り、「その思いを皆さん方が国民の皆様方に訴え続けて、現実に歴史をつくることができた」と分析した。

 そのうえで鳩山代表は「ただ、この民主党の勝利はまだスタートラインについただけであって、何も変わってはいない。これから私たちの力によって、政治を本気で国民の手にとりもどしていこう」と呼びかけると、出席者は拍手で応じた。

 あわせて「脱官僚依存」について、「その言葉を言葉だけで終わらせてはいけない」と述べ、国民の皆さんから寄せられた民主党への期待は、政治を変えるには民主党しかないと投じた一票だと確信しているとして、「それだけに、民主党がこれからその期待に応えられずに、失望感がこの国を覆ってしまったときは取り返しのつかない状況になることは間違いない」とも分析。「そうならないためにも、私たちはいま、まさに『勝って兜の緒を締めよ』、笑顔ではなく必死の形相のなかで、皆さんとともに国民の皆様方の先頭に立って、国民が主役の政治をぜひ作っていこう」と呼びかけた。

 鳩山代表はまた、脱官僚依存の政治の実現は生易しいものではないとの認識を示し、未経験の政治に突入していくだけに、難問が山積しているのは間違いないと指摘。しかし、困難に立ったときは「常に国民のためにどうすればいいのか」という原点に常に立って答えをみいだしてほしいと求め、「世の中を変えることができるのは言葉ではない。行動するのみだ」と述べ、国民の皆さんに示したマニフェストの実現に向け、全員野球で取り組んでいくよう衆参議員に強く求めた。

 続いて、人事報告として鳩山代表は「選挙は党務を充実させていかなければならない。その党務を預かる責任者として幹事長に小沢一郎代表代行にご就任いただきたいと存じます」と語り、満場の拍手で承認された。

 それを受けて挨拶に立った小沢新幹事長は「幹事長としてその職責をまっとうするよう全力をあげて努力する決意。皆様のご指導とご協力を心からお願いする」と表明した。

 さらに、輿石東代表代行(参議院議員会長)より「すばらしい歴史的戦いに勝利して本会議場に臨むことに心からおめでとうを申し上げたい」と歓迎の挨拶があり、「新しい歴史の一ページに挑戦していかなければならない」と表明。鳩山代表の挨拶にあった「すべては国民のために」の一点に集中していこうと述べるとともに、「挙党一致体制で政府の方は代表にまっしぐらに国民の期待に応えていただき、党運営は小沢一郎幹事長に仕切っていただき、その確認ができた両院議員総会だった」と語り、今日から心をひきしめて、国民の皆さんの期待に応えるという一点で力をあわせようとして、挨拶をしめくくった。

 なお、岡田克也幹事長、直嶋正行政調会長が報告・提案を行い、山岡賢次衆院国会対策委員長、簗瀬進参院国対委員長が国会報告を行い、司会は古賀一成両院議員総会長がつとめた。

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