6日午前、国会内にて第1回農林水産政策会議が開催された。「各省政策会議」は各省の副大臣が主催、与党の委員会所属議員が中心メンバーとなり、党として政策立案にかかわる場として新たに設置されたもの。
第1回目となるこの日の会議には、赤松広隆農林水産大臣も駆けつけ冒頭に挨拶。同会議では「できるだけ早い段階で政策の決定事項を伝えていく。委員会所属議員以外にも幅広く参加してもらい意見を集約、活発な議論をいただきながら政府・与党一体となり、国民のための政治を実現していきたい」と表明した。補正予算の見直し作業や来年度予算編成に向けての概算要求にも触れ、「政治主導の政治が始まりつつある」との手ごたえを示し、新人議員の皆さんの力も得ながら政策実現につなげていきたいと意欲をにじませた。
続いて山田正彦農水副大臣は、全省に先駆けての開催について、報告事項が多くあったからだと説明。「試行錯誤のなかで政策会議を実のあるものにしていきたい」と語った。
郡司彰同副大臣は、新しい取り組みにおいては、意見の吸い上げ方、要請、陳情の取扱いなど細かい問題も出てくるだろうと指摘。「皆さんのお知恵、温かいお力をお寄せいただきたい」と政府・与党一体による政策実現への協力を呼びかけた。
会議は、舟山康江農水政務官が司会進行を務め、(1)戸別所得補償制度推進本部の設置、(2)米の作況、(3)輸入麦の政府売渡価格、(4)豚肉の調整保管の実施に向けた準備、(5)赤松農林水産大臣の米国出張――の5点について佐々木隆博農水政務官から提起があった後、戸別所得補償制度の問題を中心に活発な質疑応答が行われた。
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