伴野豊副幹事長は、任期満了に伴う神戸市長選が告示された11日午前、元町で開かれた街頭演説会で、地域主権の政策への支持を求めた。
演説の冒頭、伴野副幹事長は、小沢一郎幹事長から、鳩山由紀夫代表と自分の気持ちを伝書鳩のように持っていってほしいと求められて、今日が就任後の初仕事であると紹介。幹事長の言葉どおり、代表と幹事長が抱く党としての思いを訴えた。
「8月30日、この神戸においても、皆さん方の勇気ある一票一票で、日本の歴史を動かしていただいた。その後、鳩山政権ができ、いま3つの流れが起こっている」と報告。
鳩山政権における変化の第一は、お金の流れであり、とりわけ国民の皆さんからお預かりしている税金の使い方が、「コンクリートから人へ」の投資に変わってきているとした。
第二に情報の流れをあげ、一部の官僚が独占してコントロールしていた情報を、いま全部、白日の下にさらしていると語った。
最後に「地域主権」に言及、神戸のことは神戸の人に決めてもらう時代がすぐそこにきていると強調。「人間、財源、権限が皆さんのお手元にある」として、民主党の一丁目一番地の政策である地域主権、地域のことは地域で決める政策について説明した。
伴野副幹事長は首長に求められる資質について、「今まで行われてきた事柄を、今後もやっていくものと、キッパリしがらみを断ち切って大胆に切り込んで改革していくものとに見極めて見直す力が重要だ」として、地域のことを一番よく分かっている方に、まちづくりの先頭に立ってほしいという見解を示した。
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