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2009/10/12
小沢幹事長、小沢環境大臣らが集い「輿石東国政報告会」行われる 甲府市
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 山梨県甲府市で12日午後、小沢一郎幹事長、横内正明山梨県知事、古賀伸明日本労働組合総連合会(連合)会長、中村譲日本教職員組合中央執行委員長、山本幸司連合副事務局長らが出席するなか、輿石東幹事長職務代行(参議院議員会長)による「輿石東国政報告会」が開かれ、会場は約700人の参加者で埋め尽くされた。報告会は「輿石東とともに明日を拓く会」、山梨県連、連合山梨が共同開催した。

 山梨県からは県連代表で鳩山政権の閣僚として活躍する小沢鋭仁環境大臣はじめ、後藤斎文部科学大臣政務官、坂口岳洋衆院議員、米長晴信参院議員や、多くの市町村長、県議会議員、市町村議会議員、各後援会関係の皆さんが駆けつけた。

 県連代表代行の竹越久高同県議会議員の開会の挨拶に続いて登壇した小沢環境相は、主催者として多くの皆さんに参集いただいたことに謝意を表明。輿石幹事長職務代行の指導により、「山梨でしっかりと地に足がついた活動を展開している」と語った小沢環境相は、「輿石先生は今では山梨県を越えて活動範囲はオールジャパンになった」として、先には代表代行、現在は幹事長職務代行として、昨年の参議院選挙、先の衆議院選挙において大きく勝利に導いてくれた存在だと、党内で重要な役割を担っている現状を紹介した。

 「政権交代の夢は輿石先生のご指導のもとに実現することができた」とも環境相は語るとともに、「さらには結果を出して、いい日本をつくっていく。いい山梨をつくっていくことに繋げていかなければならない」として、その際、輿石幹事長職務代行の指導力は欠かすことができないと重ねて指摘。次の参議院選挙においても出馬を求める声が相次いでいることにも言及した。また、鳩山内閣がスタートして日本、山梨においても大事な時期であるとして、輿石幹事長職務代行に引き続き先頭に立って旗を振って後輩を導いてほしいと求めた。

 来賓挨拶に立った小沢幹事長は、多くの皆さんが参集する姿が物語るように「言葉だけではなく、輿石先生がみんなの期待を担い、信頼を得、人望を得ている」と評し、自らが民主党代表に就任し、その後に代表代行、幹事長に就くなかにあっても、輿石幹事長職務代行の力添えは大きいとした。

 「そのお陰で一昨年は参議院で勝利した。そして、先般の衆議院の総選挙では、ちょっとできすぎの感もあるが、本当に大勢の国民のみなさんの期待を担って鳩山内閣がスタートした」と語った小沢幹事長は、「期待が大きいだけに、本当にここでわれわれが皆さんに約束した『国民の生活が第一。』、日本の国民の皆さんの安全・安心、安定した国民の暮らしを民主党政権が確実に作り上げる役割を担わなければならない。それだけ重い、大きな使命と責任を負ったと思っている」と強調した。

 同時に、「民主党政権がお陰様でできたが、まだ必ずしも本当に安定した政権とは言いがたい点がある」と指摘し、参議院において与党で過半数を占めているが、民主党単独ではまだ過半数に至っていないと述べた。「もちろんこれは社民党、国民新党との連立を否定する意味ではないが、国内的にも国際社会においても『日本は本当に安定した政権だ』『信頼できる政権が誕生した」と思ってもらうには、やはり民主党自身が衆参で多数を占めなくてはならない」と力説した。

 「本当に民主党政権が磐石になるためには、来年の参議院選挙が大きな光になる。先ほどらい、輿石先生の来年の参議院選の話が出ているが、本人がいやだといっても何としても出てもらわないといけない」と求め、鳩山政権の成立や党内をまとめる際にも輿石幹事長職務代行が力を尽くしてくれたからこそ「今日の民主党がある」と評した。

 さらに小沢幹事長は、「国内的にも本気になって国民の皆さんの安定のために尽くす、われわれが努力することはもちろんだが、国際的にも日本を取り巻く環境は非常にきびしい。日本が、本当に国民の皆さんが安心して、安定した生活を営むためには、世界各国と協調をはかっていかなければならない」と指摘。「そういう意味で、本当にこれからが民主党の政権が試されるときであると同時に、来年の参議院選挙で政権を磐石のものにしていかなければならない」と重ねて語り、輿石幹事長職務代行に改めて協力を要請。「まさに二人三脚で、党運営に、そして党内の結束のために頑張ってまいりたいと考えている」と述べた。

 古賀連合会長は「前政権が残した爪あとは非常に深く重い。それを何とか民主党を中心とする政権が、幹事長がいう『国民の生活が第一。』との考え方を主軸にすえながら、政権運営、そして政治を行っていく。そのためにわれわれ連合も政策を転換するためには政権を交代する必要があるということで、8月の総選挙では私たちなりにがんばってきた。遠く、われわれの諸先輩が思い描いた政権交代でもあった」と振り返った。

 そのうえで古賀会長は、「さまざまな課題はあるが、民主党政権を中心にしながら、ひとつひとつ課題を解決する必要がある。われわれも働くものの集団として、安心して住みやすい、そしていきいきと働ける社会の実現のために歩を進めていきたいと思っている」と表明した。

 最後に国政報告に立った輿石幹事長職務代行は、「どんな言葉を使って皆さんにお礼を申し上げていいか、適当な言葉さえ見つからない心境だ」として感謝の気持ちを表した。

 小沢幹事長の挨拶の言葉を引き、「今こそ民主党政権が試されるときがきた。そんな緊張感で思わず身震いする思いだ」と語り、参集した「知事さんはじめ、市町村長さんが『民主党政権大丈夫か』と、衆院選で約束した5つの約束を民主党は果たしてくれるんだなとの思いで私の話をきいてくているものと思う」とも述べ、緊張感をもって政権与党を担っていると明かした。

 輿石会長はまた、「小沢幹事長抜きの政権交代、民主党もあり得ないと今日までいい続けてきた。これからもそうだと思う」とも語り、昨年の参院選では「逆転の夏」とし、先の衆院選は「政権交代の夏」、そして来年は「安定政権の夏」にしたいと述べ、「そうしなければ国民は不幸になると思っている」との認識を示した。

 「山梨に生まれ、日本に生まれたことが誇れるような、子どもたちが目を輝かすようなそんな社会にしていくことが、現在に生きる大人の責任であり、行政の責任でも、政治の責任でもあると信じて疑わない」とも表明。さらに、「これから『民主党政権になってよかったな』という、そんな社会をつくるために、そんな国づくりのために、私、輿石東も懸命に働いていく。『コンクリートから人へ』と訴える民主党で大丈夫かいう懸念にスピードをもって結果で応えていかなければならない責任が私たちにはある。よりよい国づくり、制度づくりのために、微力ではあるが精一杯働くことを誓う」として挨拶を締めくくった。

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