民主党青年局学生部は20日、衆議院第2議員会館で秋の「民主党Oneday国会インターンシップ」を開催し、22名の大学生が参加した。開講式には国対副委員長の高山智司衆議院議員が出席、また蓮舫参議院議員が「政権交代で政治が変わる」と題して記念講演を行った。夏の総選挙で初当選した20代の政治家を代表して福田衣里子衆議院議員と松岡広隆衆議院議員がワークショップと懇談会に参加し大学生と意見交換を行った
青年局は学生に身近で政治を体験してもらうために初めて一日インターンを企画し、220名を超える応募者から先着100名を招いて、9月10日・14日にOnedayインターンシップを実施した。抽選にもれた応募者からぜひ追加開催して欲しいとの要望が出されたため、学生部が中心になって10月の追加開催が行われた。
開講式で高山智司議員は「今回は学生部が中心に運営する、学生による学生のためのインターンシップです」と経緯を説明、「政治の現場で働く議員や秘書、スタッフの姿を見て、働くことの意味や仕事について考えるきっかけにして欲しい。今日体験して感じたことを友人にも伝えてください」と挨拶した。
蓮舫議員は、記念講演で「政治の役割は皆さんからお預かりした税金の使い方を決めること」と解説し、政官業癒着のために税金がムダ使いされ800兆円の借金を生み出した古い仕組みを、今回の政権交代で改めると語った。少子高齢化のなかで日本の人口問題が重要テーマになると指摘し、マニフェストで掲げた子供手当てや高校無償化・大学奨学金は、少子化問題に取り組む国家の意思表明になると説明した。
質疑では、政権を獲ったら民主党は腐敗しないのか、借金返済はどうするのか、地方分権をどう進めるか、女性が仕事と結婚・出産をどう両立させるか、国際結婚や外国人労働者受け入れをどう考えるか……などについて質問が出された。蓮舫議員は財政・分権・雇用政策について回答するとともに、仕事・結婚・育児は人生を豊かにする価値あるものだから恐れずチャレンジすれば両立できるとアドバイスした。
衆議院秘書会事務局次長の久本芳孝秘書(内山晃議員事務所)による「秘書の仕事ガイダンス」ののち、4班に分かれて参議院会館の議員事務所を訪問した。藤末健三・松浦大悟・風間直樹・植松恵美子の4議員事務所で、議員や秘書から国会や地元の具体的活動について説明をうけ、参院内見学も行った。
午後は「政党スタッフの仕事ガイダンス」のあと、「若者と政治」に関するワークショップが行われ、若者の政治への関心を高めるために、@民主党は何ができるか、A学生は何ができるかをテーマにグループ討論を行ない、グループ別に発表を行った。
プレゼンテーションには、福田衣里子衆議院議員、松岡広隆衆議院議員が参加し、各発表を講評して最優秀チームに記念品を贈呈した。最終プログラムの議員との懇談会には高山議員も加わり、どんな学生時代をすごしたか、政治家になったきっかけ、何を実現したいかを語り、国会の動きや政治家の日々の活動の説明、学生生活や就職活動へのアドバイスなどを行った。
修了式では高山議員からOnedayインターン参加証が授与され、学生部は次回のインターンにむけた学生部のスタッフ募集、10月末に行なう学生部代表選挙への参加を訴えで全プログラムを終了した。
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