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2009/10/21
普天間基地問題「沖縄県民の総意をしっかりと検証しながら答えを出していく」鳩山総理
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 鳩山由紀夫総理大臣(代表)は21日、官邸で記者団に答え、普天間基地の移設問題等について見解を示した。

 北澤俊美防衛大臣とゲーツ米国防長官との会談の際、普天間基地を沖縄県内に移設するとした日米合意について、米国側から早期の履行を求めたとされる点について、まず、認識を問われた。鳩山総理は、自身がゲーツ長官と会談した際、「政権をとったばかりである。政権をとるときに選挙で様々なことを訴えた。その訴えた内容と日米合意との間でギャップがある場合には、それを柔軟に、お互いに、冷静に検証しながら答えを出していくために若干の時間がかかる。そのことは理解してほしい。日米同意の重さは感じながら、解決の道を今、しっかりと勉強している最中だ」と伝えたことを明かした。

 同時に「具体的には北澤、岡田両大臣と詳細な議論を詰めていきながら、結論を出して行きたい」と発言したと述べ、あわせて「当然のことながら、時間を浪費するつもりは一切ないが、沖縄のなかでも必ずしもひとつに纏まっている状況ではない。最終的に解決策を見出していくことは重要ではあるが、それなりの時間は当然必要ということを強く申し上げた」とも鳩山総理は語った。

 そのうえで、名護市長選や沖縄県知事選等を通じて沖縄県民の総意をしっかりと検証しながら答えを出していく考えを改めて示した。

 続いて、所信表明演説はどのような演説になるかとの問いには、「今までとは型破りなものにしていきたい」と表明。各役所からの要望をつなげた演説であった従来の所信表明とは全く異質な、「国民の皆さんに心が伝わっていくもの」にしていきたいと述べ、「できるだけ心が国民の皆さんに伝わるような、そんな演説を心がけてみたい」と強調。

 「思いの中心は一人の命も粗末にしない、人の命を大切にする、友愛の精神に基づいた社会をつくろうではないか。そのためには政治に対して(政治家が)反省すべきところはきちんと反省しながら、ひとつは政治主導でおこなっていくということと、もうひとつは国民の皆さんもむしろ参加して、いっしょに新しい政治をつくろうではないかというメッセージを出すことにつとめていきたい」と語った。

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