官邸内で22日夕、政府・民主党首脳会議の初会合が開催された。政府側からは鳩山由紀夫総理大臣(代表)をはじめ菅直人副総理大臣・国家戦略担当・内閣府特命担当大臣、平野博文官房長官が、民主党側からは小沢一郎幹事長、輿石東幹事長職務代行(参議院議員会長)、山岡賢次国会対策委員長が出席、松野頼久、松井孝治両官房副長官がオブザーバーとして同席し、臨時国会召集を前に意見交換した。
会議について山岡国対委員長は記者団に、鳩山総理が小沢幹事長、輿石幹事長職務代行、山岡国対委員長に対して日々の党務への労いとともに、選挙の情勢もだいぶ良い感触だとしてその努力に敬意を表したうえで、政府としては事業仕分けをはじめ「国民の生活が第一。」の政治実現に向けしっかりやっていくとの方針を示したと報告。
一方、小沢幹事長からは「国民の期待に沿うような結果を出していただきたい。幹事長としては国会と選挙をしっかりやっていく。(参議院補欠選挙など)選挙戦も終盤なので閣僚の方々にもなるべく応援に入っていただきたい」との発言があったと述べた。
また、輿石幹事長職務代行は、参議院で現在持っている2つのポストと自民党の持つ「内閣委員会」と「文教科学委員会」の委員長ポストの交換を要求していることについて、「明日中に結論を出す」とした。
山岡国対委員長からは、臨時国会においては与野党双方ともに体制が十分整っていないなか、国民の緊急事態に対処し、他の問題については次の通常国会に議論したいとの意向を明示、「現在提示されている法案だけでも衆参考えると難しい日程だという認識をもってほしい。予算委員会の日程調整も筆頭間協議すら応じない、議会運営委員会においても国会対策委員会で決まったことについてもなかなか決定せず難しい状況」だと説明したと報告。
また、会議の意義づけについて山岡国対委員長は、「党と官邸の打合せ、すり合わせ」だとの認識を示し、「今後色々な場面においてここで最終的に(結論を)打ち出していく。定期的にやっていくことになるだろう」と述べた。
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