菅直人副総理・国家戦略担当大臣は23日午前、首相官邸で会見を行い、予算編成等のあり方についてふれ、来年度の予算編成において具体化されるよう、同日の閣議で決定されたことを語った。
菅副総理は同検討会で行っていた取りまとめ作業について、22年度から実施するものと23年度以降に実施するものとに分かれているものがあるとしたうえで、今回閣議決定したものは22年度実施のものをさらにより具体化したものであったと述べ、全閣僚においてそれぞれの立場での実行を要請した。
なお、予算編成のあり方に関する検討会・論点整理として、新政権においては、国民主権のもとで、納税者の視点に立った予算編成を行い、予算の効率性を高めていくため、(1)複数年度を視野に入れたトップダウン型の予算編成、(2)予算編成・執行プロセスの抜本的な透明化・可視化、(3)年度末の使い切り等、ムダな予算執行の排除、(4)「政策達成目標明示制度」の導入により、国民に対する成果を重視――からなる「4つの改革の柱」を定め、可能なものは22年度予算編成から、速やかに実行していくこととなった。
その他、菅副総理は同日の閣議で荒井聰衆議院議員が国家戦略室担当の首相補佐官として任命されたことを報告した。
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