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現職参院議員の知事選出馬に伴って行われた静岡選挙区での参議院補欠選挙が２５日投開票され、民主党公認で新人の土田博和候補が他の候補者を圧倒して勝利を収め、初当選を果たした。
２０時過ぎに早々と当選確実の報道が流れると拍手喝采の中、土田候補が事務所に到着し、集まった多くの支持者と握手を交わした。
そして、斉木武志衆院議員が司会を行う中、細野豪志衆院議員（同選対本部長）が挨拶に立ち、「この選挙は発足をした直後の鳩山政権の信任が問われた選挙だった」と選挙戦を振り返り、「この判断をいただいた県民の皆さん、鳩山政権を後押しすべきと声を上げていただいた皆さんに心より感謝申し上げる」と述べた。
さらに細野議員は、「国政を取り巻く環境は非常に厳しいものがあるが、これからも鳩山政権は脱官僚の大方針の下に政治主導の政治を実現して行く。そしてムダづかいを無くして医療や介護を守るという我々の掲げた方針で、明日から始まる臨時国会で自民党と正々堂々と議論できる環境が整ったと考える」としたうえで、「土田さんにはその最前線で医療制度改革などにまい進をしてもらいたい」とエールを送った。
続いて榛葉賀津也参院議員（静岡県連代表）の音頭の下、バンザイ三唱を行った後に、土田候補がマイクを握り、今回の選挙戦の勝因を３つ挙げ、「一つ目は鳩山民主が皆さんに認められたこと、二つ目は静岡各区で皆さんのお力で支えていただいたこと、三つ目は私の留守の間に病院を守ってくれた仲間たちにお礼を言いたい」と述べ、静岡県民の皆さんの力で勝利することが出来たと総括した。
さらに土田候補は、「国民の皆さんが持っている医療への不安、医療を提供する側の問題、この二つの橋渡しを一刻も早く実現することが責務だと思っている」と決意をあらためて示し、挨拶を締め括った。
なお、開票結果は以下の通り。
当選 土田ひろかず（民主）・・・５６７，３７４
岩井しげき（自民） ・・・４０４，７６３
ひらが高成（共産） ・・・ ９７，６３１
やない筆勝（幸福） ・・・ １２，１０６
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