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2009/10/26
足腰を鍛え、党の基盤、個々人の支持基盤をさらに充実していく努力を 会見で小沢幹事長 
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 小沢一郎幹事長は26日夕、党本部で記者会見を行い、参議院補欠選挙の受け止めなどについて語った。

 はじめに、神奈川、静岡両選挙区の参議院補欠選挙をはじめ25日に投開票された選挙戦の受け止めとして、「2つの参院補選で国民の皆さんのご理解とご支持をいただき、議席を獲れたことを大変うれしく、また感謝を申し上げている」と述べた。同時に、苦杯を喫した他の首長選挙については、「大きなところといっても地方選挙であり、地域の事情が複雑に絡む。その意味で、神戸(市長選挙)しか獲れなかったことは非常に残念だが、それを教訓にして足腰を鍛え、党の基盤、個々人の政治家の支持基盤をさらに充実していく努力をしてもらいたい」と総括した。 

 これに関連し、自治体の首長選挙における相乗りについて見解を問われ、「俗説的に地方選挙は政党の争いは持ち込むなというのがあるが、私は必ずしも正しくないと思う。民主主義は突き詰めるとイコール政党政治であり、地方であれ、中央であれ、政党としての考え方を持っている以上はできる限り、その考え方を地方の、地元の皆さんに理解していただくことが民主主義の定着に繋がるのではないか」と主張。欧米では政党で争っているが日本ではまだ割り切れない民主主義の状態だと指摘したうえで、「少しずつ党も地方の幹部にも理解していただき、結果として党勢の拡大や国民の皆さんの党に対する理解に繋がるという意識が大きく広がってきたのではないか」との見解を示した。

 次に、政府の行政刷新会議で不要不急の事業を洗い出す「事業仕分け」を担うワーキンググループから、先の衆院選で当選した新人議員を外すように幹事長が指示したことについては、党の知らない間に進んでいたというプロセスの問題であると同時に中身が何をするかという問題であると指摘。「事業仕分け」はベテランでもなかなか難しいものであり、実質的にきちんとムダを省くためには何が必要かというと、大きなビジョンと官僚をきちんと説得できる見識と考えを示さなければいけないとの認識を示した。

 「実際、政権与党であり、権限を持っているのだから、あとはいかに行政、官僚スタッフを納得させ、ムダを省き、我々の公約を実行するかという問題である」とした。

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