国会内で13夕、京セラの稲盛和夫名誉会長を講師に迎え、新人議員第1回研修会が開かれた。
冒頭、挨拶に立った小沢一郎幹事長は、「私が最も尊敬している稲盛京セラ名誉会長が、わざわざ皆さんのためにこうして時間を割いてくださった。皆さん共々、御礼を申し上げる」と謝意を表明。そのうえで、「特に、名誉会長は従来から日本に本当の民主主義を、政権交代が可能な議会制民主主義を定着させないと日本の将来は危ういというお考えのもと、それを表面切って言い続けてこられた方である。結果として私どもが大変お世話になったわけである」と改めて紹介した。
続いて、「わが国でも財界人と言われる方がたくさんおられるが、そのこと(政権交代が可能な議会制民主主義の定着の必要性)を勇気を持って、みんなの前できちんと表明してくださっているのは稲盛名誉会長のみ」と語り、そうしたことを理解・認識のうえで講話を伺ってほしいと出席議員に呼びかけた。
山岡賢次国会対策委員長も、「新人議員には国対メンバーとして頑張っていただいているが、今日は研修会の第1回目。小沢幹事長が最も熱い信頼を寄せる稲盛先生にお越しいただいた」と語り、「受講者一同を代表して心から感謝する」と表明した。
稲盛名誉会長は「新しく議員になられた皆さんに何か参考になるような話をするようにと小沢幹事長、山岡委員長のご依頼をいただいた」として、「リーダーのあるべき姿」について約1時間にわたって講演した。
なお司会は、笠浩史国対筆頭副委員長が務め、講演終了後には質疑応答が行われた。
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