22日に投開票が行われた衆議院東京21区補欠選挙と参議院滋賀補欠選挙で、民主党の公認候補はいずれも健闘及ばず惜敗した。
この結果について、民主党の熊谷弘幹事長代理は同日夜、談話を発表した。
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2000年10月22日
衆議院東京21区補欠選挙・参議院滋賀補欠選挙について
幹事長代理
熊谷 弘
本日、衆議院東京21区補欠選挙並びに参議院滋賀補欠選挙が実施されましたが,衆議院補選,参議院補選とも民主党の公認候補は惜敗をいたしました。応援をいただいた有権者のみなさま、そしてご支援いただいた多くのみなさまに心から感謝申し上げますとともに、民主党の力不足のための敗北に対してお詫び申し上げます。
衆議院東京21区補欠選挙は、わが党の議員の不祥事による辞職に伴うものであり、民主党としては反省の意志を明確に表明し、その上で民主党の議席の継承を訴え続けてまいりましたが、有権者の理解を得ることが出来ませんでした。
参議院滋賀補欠選挙は、現職議員の衆議院選挙転出に伴うものであり、民主党は選挙制度改悪に代表される森内閣の政治姿勢を厳しく追及するという、選挙の意義と争点を訴え続けてまいりましたが、事前の準備不足から全県民のみなさまに浸透できなかったことを真摯に反省いたします。
しかし、政権維持のためだけに、なりふり構わず暴挙の限りを尽くす森内閣を、いつまでも継続させるわけにはまいりません。民主党は、衆議院に舞台を移した選挙制度改悪法案に対し、徹底審議で抵抗してゆきます。あわせて、中川官房長官の国会での虚偽答弁やKSD問題など、続発するスキャンダルを激しく追及するとともに、政治倫理を確立するために野党提出の「あっせん利得処罰法」の制定に全力を尽くします。そして、必ずや来夏の参議院通常選挙で、自公保与党三党を過半数割れに追い込む決意です。
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