衆院本会議で中小企業者等に対する金融の円滑化を図るための臨時措置に関する法律案(貸付条件の変更・返済猶予・新規融資の円滑化が目的)の趣旨説明に亀井静香金融担当大臣が立ち、代表質問に鈴木克昌議員が立った。
亀井大臣は、中小零細企業、商店、住宅ローンを抱えるサラリーマンの状況には苦しいものがあるとして、法案の速やかな成立を求めた。
鈴木議員は、中小企業を取り巻く状況は依然として厳しいものがあるとして、総合的な対策が必要ではないかと、改めて亀井大臣に見解を質した。亀井大臣は、「中小零細企業、商店、サラリーマンの生活は日々その苦しさは増している」として、単に法案の成立のみならず、仕事が増えなければならない、政府としては力強い景気対策が必要との認識を示した。
また、鈴木議員は法案では金融機関に対して、努力義務を課しているだけであると指摘し、実効性はどのように担保されるのかを質した。
亀井大臣は、強制はできないが、金融機関が誠意をもって対応しているかどうかを厳しく検査・監督をし、また、情報公開もさせることで実効性を担保すると答えた。また、これからの検査基準を企業に対してコンサルタント機能を金融機関が果たしているかどうかの政策転換を行うと答えた。
鈴木議員は質問の最後に、大局的見地に立ち、会派を超えた賛同を求めた。
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