高嶋良充参院幹事長は17日午後、国会内で記者会見を行い、今後の参院の動きと高速道路無料化などの社会実験に参加したいとの地域ニーズが高まっていることについて記者団に語った。
高嶋参院幹事長は、同日から参議院において国務大臣の所信に対する質疑を始めている委員会もあり、予定通り審議を進めていくことになると報告。野党の強行な姿勢が見られる点を指摘したうえで、「法案を抱えている委員会は、きちっと私どもの考えた日程でやっていかないと、30日までに仕上げることがタイトな日程である」という見解を示しながら、法案成立に最大限努力するとの方針を語った。
また、政府の予算編成に関する基本政策の閣僚委員会で民主党がマニフェストに掲げている高速道路の無料化や暫定税率の廃止に関する規模見直しについては、富山県知事から「富山県内の高速道路を社会実験の対象にして欲しい」との申し出があったことを紹介。そのうえで高嶋参院幹事長は高速道路の無料化については最初から全てを実施するということでなく、社会実験的にやっていくということであるとの見解を示すとともに、富山県知事のこうした声を踏まえると、国民のニーズに合っているのではないかと分析した。
さらに、政府の行政刷新会議の事業仕分けについて1事業1時間で見極めるという作業手順をどう見るか問われ、「時間のない中で、240の事業仕分けをしているので、こういう時間帯にならざるを得ないと思うが、今までの出てきている結果を含めて、より一層、政治家主導できちんとやっていけることを刷新会議に期待する」と語った。
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