トップ > ニュース
ニュース
ニュース
2009/11/19
【衆院本会議】議運委員長解任決議案は「民主主義を否定する暴挙」 反対討論で鷲尾議員
記事を印刷する



 鷲尾英一郎議員は19日夜、衆議院本会議で「議院運営委員長松本剛明君解任決議案」への反対討論に立ち、同法案提出という理不尽極まりない暴挙に出た自由民主党に対し、強く抗議の意を表した。

 鷲尾議員は、先の総選挙において、「なんとかして政治を変えてほしい」という国民の切実な思いによって歴史的な政権交代を成し遂げたと述べたうえで、今国会では「かつての自民党政権のように、数に頼った強引な議会運営をするのではなく、円満な議会運営を旨としてひたすら辛抱強く与野党の話し合いを重ねてきた」と強調。国民生活を顧みることなく審議引き延ばしを図る自民党の姿勢を批判し、「国民が期待しているのは与野党の駆け引きに明け暮れる国会ではなく、真の政策論争の場としての国会である」と説いた。

 「言うまでもなく、今国会には、国民生活にとって極めて重要な法案が提出されている」と続けた鷲尾議員は、国民の生命と財産を守るためにも、一刻も早く政策を実行に移し、国民の負託に応える使命がある」と表明。一昨年5月、当時の逢沢議運委員長に対し民主党が解任決議案を提出した際に自民党議員が述べた「議運委員長は、与野党の意見を十分聞いた上で、協議が整わないときは、委員会での多数決により決定するという民主主義の基本ルールに則った処理を行ったに過ぎない」とのコメントにも言及し、今回、苦渋の決断でそれを行った松本議運委員長に対する解任決議案は「まさに民主主義を否定する暴挙」だと断じた。

 最後に、鷲尾議員は「審議引き延ばしという旧来型の国対戦術に血道を上げるという愚かな行為はやめ、政策論争で勝負をしよう」と改めて呼び掛け、国会が本当の意味で変わることが政権交代を選択した国民の期待に応えることだと述べ討論を締めくくった。

 討論終結後に採決が行われ、反対321、賛成145の反対多数で解任決議案は否決された。

記事を印刷する
▲このページのトップへ
Copyright(C)2024 The Democratic Party of Japan. All Rights reserved.