トップ > ニュース
ニュース
ニュース
2009/11/20
横浜市で来年開催される日本APECに向け、準備会議の設置を閣議決定 官房長官
記事を印刷する





 平野博文官房長官は20日午前、首相官邸で記者会見を行い、来年11月に横浜市で開催されるアジア太平洋経済協力首脳会議および関連会合に対し、日本APEC準備会議を内閣に設置することを同日の閣議で決定したと報告。平野長官は、「政府としては、日本APEC成功に向け全力を尽くす所存であり、各方面のご理解、ご協力をお願いしたい」と意欲を示した。

 平野長官はまた、同閣議で宇宙飛行士の若田光一さんに対して、内閣総理大臣顕彰を授与することを決めたと報告。平野長官は、若田さんについて国際宇宙ステーションで我が国の宇宙飛行士として4カ月半の長期滞在を初めて行い、日本実験棟「きぼう」の完成に重要な任務を遂行され、我が国の宇宙開発事業、国際協力の推進に貢献し、特に青少年に大きな夢と希望を与え、科学技術への関心を高めることに顕著な功績があったと、授与の理由を説明した。

 続いて同日未明に衆院本会議で中小企業金融円滑化法案が、自民、公明両党が欠席するなか、与党と共産党の賛成で可決されたことについて、「(自民・公明が)欠席での採決というのは結果としては残念だが、一刻も早くこの金融円滑化法案を通さなければならないという環境にあったものと理解をしている」との認識を示し、政府としては決められた国会日程の中でひたすら法案を成立させていくことを求めていく立場であると強調した。

 最後に平野長官は、内閣官房報償費について言及し、過去における(官房報償費の)国庫からの期別の支出の状況を午後の会見で説明する考えを明らかにした。そのうえで平野長官は、情報公開法に基づいて資料請求を行えば公開されるものであるため、過去の自公政権時のものからさかのぼって発表することとし、今後も発表していく考えを示した。

 平野長官は同日午後、平成16年度から21年度10月14日までの内閣官房報償費の国庫からの支出状況を公表した。

 記者の質問に平野長官は、「この1年間で必要であったかどうか、次年度の結果で見てほしい」と答えるとともに、民主党が過去法案として提出した使途公開についても、1年間検証して公開が必要であれば検討するとした。

 また、過去国会議員の海外視察等の餞別に使われていたのではないかと指摘に、「過去、餞別で出しているとすれば、私は出すことはない」と、今後餞別には使わないと明言した。

 さらに、毎月ほぼ一定額が引き出されている点の質問に、「(私は)必要に応じて出していくので、当然変動するのでは」と答え、必要な額を引き出していくとの考えを明らかにした。

 平野長官が公表した支出のうち本年度分は以下の通り。

 平成21年度 4月1日 1億円
        4月9日 1億円
        5月14日1億円
        6月15日1億円
        7月1日 1億円
        8月3日 1億円
        9月1日 2億5000万円
        9月24日6000万円
       10月14日6000万円

記事を印刷する
▲このページのトップへ
Copyright(C)2024 The Democratic Party of Japan. All Rights reserved.