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2000/10/23
公職選挙法改正案を衆院に提出〜参院比例代表をやめ広域ブロック制に
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民主党は23日、参議院で比例代表選挙を廃止して、個人に投票する広域選挙区(広域ブロック)制度を創設することを柱とする公職選挙法改正案を衆議院に提出した。

従来の「選挙区選出議員の選挙」は、名称を「都道府県選挙区選出議員の選挙」と改める。また、参議院議員の定数を現行より12減の240人とし、そのうち90人を広域選挙区選出、150人を都道府県選挙区選出とする。都道府県選挙区での逆転区を解消するために、鹿児島県の定数を4から2に改める。この法案が成立した場合、新制度の実施は2004年の参院選からとしているが、定数削減は来年の選挙から行うこととしている。

 政党を選ぶ比例代表制から個人を選ぶ制度に変更することで、参院の政党制を是正することが狙い。同時に、銭酷区・残酷区と呼ばれた「旧全国区」に比べて、選挙費用がかからず、本当に候補者の顔が見える選挙が実現する。

 選挙区と各選挙区の議員定数は別に法律で定めることとしているが、現在の衆議院の比例ブロックよりは大きな括りになることを想定している。

 4野党国対委員長会談は民主党が法案提出することを了解し、23日夕、赤松広隆国対委員長ら民主党の国対幹部が事務総長に法案を提出した。

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