トップ > ニュース
ニュース
ニュース
2009/12/01
自民党の審議拒否には大義名分がない、理解に苦しむ 高嶋参院幹事長
記事を印刷する



 高嶋良充参院幹事長は1日午後、国会内で記者会見を行い、延長国会の動きと新陳情システムについて記者団に語った。

 はじめに高嶋参院幹事長は、臨時国会を4日まで延長した目的について、「本日、衆議院で可決し参議院に送られた郵政株式凍結法案を成立させることが最大の理由」と語り、2日から3日の2日間、参院の総務委員会で審議し、4日の最終日に本会議で成立との見通しを述べた。

 また、新陳情システムにおける判定会議が明日2日に行われることについて、「幹事長室で受けた陳情を、政権側にどのように反映させるかの判定会議。明日は第1回であり、優先順位をつける基準を合意したい」と述べ、寄せられた陳情は200件を超えていると明らかにした。

 「同じような内容も多いので仕分け作業をしているが、特に多いのは、整備新幹線と高速道路ネットワークについての陳情。どこを優先的にやるか、個別の判断は政府が見極めることである」としたうえで、この新方式はあくまで民主党に対しての要望を受けるシステムであり、他党は拘束しないとの認識を改めて示した。

 さらに、自民党が審議拒否をして欠席を続けている状況に対して高嶋幹事長は、「我々も野党時代はやってきたが、大義名分があった。今回の自民党の欠席は理由が見つけられず、理解に苦しむ」と所感を述べ、「その点、公明党は筋を通して、重要な法案は通さなければならないと対応されたことは評価したい」とした。

 党首討論が一度も開かれない見通しであることについても、「野党が同意人事問題を巡ってああいう状況になっていなければ、向こうの要求していた時期にできた可能性はある」と分析した。

記事を印刷する
▲このページのトップへ
Copyright(C)2024 The Democratic Party of Japan. All Rights reserved.