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2000/03/29
<第4回党首討論>鳩山代表が小渕首相のでたらめ政治姿勢を追及
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 4回目の党首討論(国家基本政策委員会合同審査会)が29日、参院の第1委員会室で開かれた。民主党の鳩山由紀夫代表は政治倫理と沖縄問題、財政再建を取り上げ、小渕首相のでたらめな政治姿勢を追及した。

 鳩山代表は「首相は8日の討論で新潟県警の不祥事は『運が悪かった』と述べたが、その後2度も同じ発言を繰り返している」と前置きし、「こうした問題は政治家と一部官僚とのゆ着が原因で、構造的に起きるべくして起きている。しかし、首相がやっていることは吹き出物にバンソウコウを貼るようなもので、問題に対処できていない」と批判した。

 これに対し首相は「『運が悪かった』は、今後、起きないようにするのが政治の責任だという決意を申し上げた」などと答弁。鳩山代表がさらに「それならなぜ自民党は、(民主党などが参院に提出している)政治家の地位利用収わい罪の法案を宙ぶらりんにしているのか」と追及すると、首相は「十分勉強する」とだけ答えた。

 続いて鳩山代表は沖縄問題を取り上げ、「先日、沖縄を訪れた際、なぜ基地を避けたのか。しかもテレビで『サミット第一、基地は次の問題だ』と発言している」と指摘。首相は「『次の問題』とは言っていない。これまで沖縄には何度も行っているが基地も訪れている」と反論した。だが鳩山代表が「クリントン大統領は基地についての懸案事項が解決しなければサミットに出席したくないと語っている。普天間の基地移設問題はどうするのか」と迫ると、首相は「県知事や名護市長など関係者と話し合って解決する」とトーンダウン。

 さらに財政問題について鳩山代表は、「大蔵省の試算では、仮に年間成長率がバブル期なみの3・5%でも、国の借金は現在の364兆円から2013年には700兆円以上にふくれ上がる。一刻も早く財政健全化のプログラムを示すべきだ」と主張。

 首相は「現在の段階でそこまで踏み込むのはむずかしい」と述べる一方で、「民主党に健全化案があるなら、寛容だから聞かせてもらう」と開き直った。これを受け、鳩山代表は公共事業の削減や国から地方への権限委譲、規制緩和などの民主党案を示した。

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