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2009/12/14
来年度予算編成の基本方針、国債発行額の上限額44兆円はひとつの目標 鳩山総理が記者団に
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 鳩山由紀夫総理大臣(代表)は14日夕、官邸内で記者団に対し、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題について、15日に開かれる基本政策閣僚委員会で「与党3党で足並みを揃えたい。その感触を前向きに捉えている」と述べ、政府方針をまとめる考えを明示。そのうえで、「米国との交渉ごとであり(内容を)事前に発表するかどうかは交渉の過程次第。米国には理解を求めていきたい」と語った。

 次に、来年度予算編成の基本方針に、国債発行額の上限額44兆円を明記し財政規律を重視していく考えかとの問いには、「44兆円がひとつの目標になっていることは間違いない」としたうえで、「財政規律の重要性をわかっている中で最終段階の詰めがなされている。44兆円以内に収めるよう、最大限努力をしてもらっている」と述べた。

 また、天皇陛下と中国の習近平国家副主席との特例会見をめぐり、政治利用ではないかとの指摘には「そうは思わない」ときっぱり否定。「国と国との関係であり、つきあいは極めて大事」と強調し、(天皇陛下との会見の1カ月前までに申請する1カ月ルールに)4、5日足りなかったからという官僚的な発想で遮断することには懐疑的な考えを示し、「天皇陛下のお体が当然一番大事だが、許すのであればとお願いした」と経緯を説明した。

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