トップ > ニュース
ニュース
ニュース
2009/12/20
「民主党躍進パーティー」で「国民の生活が第一。」の社会実現を誓う 小沢幹事長
記事を印刷する



 小沢一郎幹事長は20日午後、岩手県盛岡市内で「小沢一郎幹事長を囲む民主党躍進パーティー」に出席し、参加者約1000人を前に「『国民の生活が第一。』の日本社会をつくり上げるため全力を挙げる」と誓った。

 パーティーではまず、岩手県連代表の工藤堅太郎参議院議員が挨拶。先の総選挙において県内4つの選挙区で全勝、比例単独候補者も含め衆議院議員5人となり、参院議員議員と合わせて9人の県選出国会議員全員が民主党だと紹介、参加者に対して厚く御礼を述べた。民主党政権に対し、さらなるご支援を求めるとともに、疲弊した地方を大切にする民主党の方針を改めて主張、その政治を進めるためにも来年夏の参院選挙への協力をと呼びかけた。

 小沢幹事長は、自民党を離党して16年、念願の政権交代を実現でき、パーティーを迎えられたことに対して長年のご支援、ご協力に感謝すると挨拶。鳩山政権については、半世紀以上続いた自民党政権の負の遺産を抱えているとして、まだ十分答えが出ていないこともあるが一生懸命取り組んでいると述べ、理解を求めた。

 そのうえで、自身は幹事長として国民の皆さんからのご要望を集約したものを党を代表して政府に提出したと報告。来年度予算編成においては国債発行額を44兆円以下とすると閣議決定された後でもあり、自分達の政権が決めたことを無責任に否定する要望はやめようという思いのもと、その中で各地域の要望を可能な限り吸い上げ政府に伝えたつもりだと説明した。

 今週中にも取りまとめられる来年度予算案については、ご自身の目、耳で確認するとともに、国会議員からも話を聞いてほしいと求め、「そうすれば党として、幹事長として限られた枠の中で、地域社会を、国全体を、国民生活を守っていこうという意志で活動してきたことを理解していただけると思う」と主張。通常国会では予算の審議と同時に制度的な、今日の社会では適応しなくなった、政官業の癒着の政権のなかでずっと続けられてきた、その政治、行政、経済の抜本的な改革を行っていきたいと意気込みを語った。

 また、民主党が訴えてきたムダ遣いや天下りの根絶、官僚支配の撤廃も現実にしなければいけないと述べ、そのためには行政制度、公務員制度そのものを改革しなければいけないと指摘。「武力革命ではない。みんなの納得を得て国会に提案し、審議して通過させる。そうした民主主義的な手続きを踏んで初めて改革できる」と、実現への道筋を示した。

 要望の中で、公共事業中心とした予算について一括交付金として自主財源として交付するよう要望したことに触れ、小沢幹事長自身も民主党の仲間も「地域の振興、地方自治、『国民の生活が第一。』の理念と目標に向かって進んでいる」と強調、予算編成もその理念の下に成されているとして理解を求めた。

 「通常国会では本当に政権の真価が問われてくる。大きな責任と使命を自覚し、さらにいっそう覚悟をもって取り組んでいく」と決意表明した小沢幹事長は、最後に来年夏の参院選挙に言及し、「どうしても過半数を目指して勝ち抜かなければなければいけない」と宣言。国民新党、社民党との協力関係は維持していくとしたうえで、「本当に政権政党として安定した政権を維持するためには、単独過半数がなければならない。両院で過半数を獲ることが政権の最大の強み。『国民の生活が第一。』の日本社会をつくり上げるため、全力を挙げて頑張っていきたい」と強調、さらに一層のご支援ご指導をと求め挨拶を締めくくった。 

 会場には階猛(岩手県第1区選出)、畑浩治(同2区選出)、黄川田徹(同3区選出)、菊池長右エ門(比例東北ブロック選出)各衆議院議員、岩手県選出の主濱了、平野達男、藤原良信参議院議員が結集。それぞれ1分スピーチを行い、総選挙における民主党への多大なるご支援ご支持に改めて謝意を述べるとともに、政権の下日本の政治を変えていきたいと「国民の生活が第一。」の政治実現へさらなる邁進を誓った。

 また、来賓として達増拓也岩手県知事、連合会長が駆けつけそれぞれ挨拶。民主党政権、さらには来年夏の参院選挙に向け「政権安定の夏にしよう」と激励を寄せた。 

記事を印刷する
▲このページのトップへ
Copyright(C)2024 The Democratic Party of Japan. All Rights reserved.