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2009/12/25
命を守る予算、コンクリートから人へを貫いた 鳩山総理が会見で
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 鳩山由紀夫総理は25日夕、官邸で記者会見し、平成22年度予算の概要を発表した。このなかで鳩山総理は、命を守る予算、「コンクリートから人へ」の理念を貫いたことを強調し、旧政権では決してできない予算編成を行ったとした。

 冒頭、「どのような国を作ろうしているか予算を通じて明らかにする努力をした。命を守る予算と呼びたい」と今回の予算の特徴を簡潔に表明した。そのうえで、(1)コンクリートから人への理念を貫いたこと、(2)財務省、官僚主導の予算編成ではなく政治主導で予算を編成したこと、(3)事業仕分けを通じて無駄、不急の予算を徹底的に省いたこと――の3つの予算編成のおける変革を新政権として成し遂げたとした。

 また、予算規模について過去最大の92.3兆円とし、歳入に関しても11兆円の税外収入を確保し、国債発行額も目標としていた約44兆円に抑えることができたと報告。「未来への責任を果たせた」とした。

 さらに、社会保障費を対前年度9.8%の伸びを確保し、公共事業費を対前年度比18.3%減を実現し、コンクリートから人への理念を実現できたとした。

 マニフェストについても、ガソリン等暫定税率を除き、子ども手当、高校実質無償化、農業者への戸別所得補償制度、高速道路無料化など多くの国民との約束を果たせたとした。

 また、景気の2番底回避のため、2兆円の特別枠を設けるとともに、雇用対策として、雇用調整助成金を10倍以上にして大企業で75万人、中小企業で155万人の雇用確保に充てるとした。

 さらに、今後の課題として、雇用、環境、子ども、アジアの重点を置いた成長戦略を早急に作成し、財政健全化にも道筋をつけること、さらに、「新しい公共」をつくるため円卓会議などで国民の意見を聞くことを挙げた。最後に、「より良い日本をつくっていきたい」と結んだ。

 消費税に関する質問に、4年間は上げないとの総選挙での訴えを守ると明言し、「今まで以上に歳出削減に努力する」と答えた。また、マニフェストの工程表に関して、初年度で全てを実現できなかったため、「基本を守り、応用で修正する、修正への国民のご理解を求める」と答えた。

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PDF 平成22年度一般会計歳入歳出概算
PDF 平成22年度予算のポイント
PDF 平成22年度予算民主党重点要望に関する政府対応
PDF 平成22年度予算与党三党重点要望に関する政府対応
PDF 平成22年度予算与党三党重点要望に関する政府対応(事業仕分け分)
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