鳩山由紀夫総理大臣(代表)らは4日午後、三重県伊勢市を訪れ、伊勢神宮を参拝した。
外宮、内宮、それぞれで参拝後、鳩山総理は記者団に、「国民のみなさまが納得できる1年だと思っていただけるような1年にしたい」と祈願したことを報告した。また、2010年代の抱負として、「(2000年代のように)人間が経済の道具になるのではなく、経済を道具にして人間の価値を見出していく、価値観の大逆転する10年にしたい」と述べた。
そのうえで、「(今年は)いよいよ大事な子ども手当てが支給されていく年になる」と、少子化対策と同時に景気浮揚策にも繋がる、少子化の時代における大逆転の発想での予算編成の一例を紹介した。
さらに、北朝鮮による拉致被害者問題については、「機が熟せば、訪朝も考えていきたい。拉致被害者や家族のことを思えば、全力をあげて取り組まなければならないことは、言うまでもない」と、問題解決に向けての意欲を改めて示した。
記者団の質問に先立ってはまた、地元のボーイスカウト、ガールスカウトの子ども達から花束の贈呈を受けた。
参拝には、仙谷由人行政刷新担当大臣と中井洽国家公安委員長をはじめ、多くの政府関係者、三重県選出国会議員を中心に民主党議員も多数同行した。
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