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2010/01/05
「共に歩み続ける新しい政権を」鳩山総理 連合新年交歓会にて
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 鳩山由紀夫総理(代表)は5日夕、都内で開催された、連合2010新年交歓会で「みなさんと共に歩み続ける新しい政権を育てていただける一年にしてほしい」と挨拶した。

 鳩山総理は、祝辞とともに昨年一年間の多大なる支援に対して感謝の意を表し、元日に訪れた派遣村のエピソードを紹介しながら、「コンクリート中心、ハコモノ中心だった日本の政治を人の命を大事にし、一人の命も無駄にしない政治に変え、皆さんと一緒に創りあげていきたい」と意気込みを語ると同時に「共に歩み続ける新しい政権を育てていただける一年に」と期待を述べた。

 長妻昭厚生労働大臣も挨拶に立ち、度を過ぎた規制緩和がこれまで日本で行われてきたことを指摘し、「生活保護にも当てはまらない。雇用保険にも入っていない。(保険が)切れてしまったという谷間が放置されてきたが、平成23年度から求職者支援という新しいセーフティーネットをきちっと張り巡らせていく」と、是正措置への取り組みを報告した。

 日本の最大の問題である少子高齢化については、「先進国の中で最も早くこの高齢化社会に突入したが、世界に範を示すためにも少子高齢化社会のあるべき姿というものをきちっと打ち立て、世界の模範となる」と意気込みを述べた。

 主催者を代表しては古賀伸明連合会長がマイクを握り、今日の日本社会のキーワードは「持続可能な社会をどうつくっていくのか」だと指摘し、「全ての働く者の労働の尊厳、ディーセント・ワークが実現されること。市場に支配される生活や社会でなく、全体と相互の支え合いという協力原理を真ん中に据えた、あたたかい温もりのある社会をもう一度構築をしなければならない」と、当面する数々の問題解決に果敢に取り組んでいく決意を述べた。

 交歓会には、菅直人副総理大臣をはじめ政府関係らが多数、民主党からは高嶋良充筆頭副幹事長をはじめ多くの国会議員が参加した。

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