官邸で11日午前、政府・民主党首脳会議が開かれ、政府側から鳩山由紀夫総理大臣(代表)、菅直人副総理、平野博文官房長官、党側から小沢一郎幹事長、輿石東幹事長職務代行、山岡賢次国会対策委員長が出席し、約1時間にわたって意見交換した。オブザーバーとして松野頼久、松井孝治両官房副長官が同席した。
会議では、通常国会に臨むにあたり、政府が考えている法案の概略と重点課題、国会の進め方等について協議され、また同会議は今後、定例化して週1回開催していくことを決定した。
会議で鳩山総理は、景気の動向をふまえ、今年度の第2次補正予算、来年度予算について早期成立に努力してほしいと求め、また、藤井裕久前財務大臣の辞任に伴う菅副総理の財務大臣兼任に至った経過を報告。さらに、政治主導を確立していくため、明日12日の閣議において、総理から副大臣、政務官を増員する法案準備に向けた方針を示すことを明らかにした。
また、副大臣や政務官らを15人程度増員し、政府に90人程度の国会議員を配置できるようにする法改正への動きは、党主導で進めている国会審議の活性化に向けた国会法改正と住み分けしながら法案提出時期等の調整を行い、成立を図っていくとの認識で小沢幹事長とも一致した。
さらに、小沢幹事長からは景気の状況をふまえ、予算成立後は速やかに執行できる体制をとるように政府としても対応してほしいとの求めがあった。
会議後に平野官房長官が記者に明らかにした内容。
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