菅直人副総理兼財務・経済財政担当大臣は15日午前、官邸内で記者会見を行った。
菅副総理は日本の状況は非常に経済も難しく、財政運営も大変簡単ではないとの見方を示し、18日からの通常国会においては、「予算の成立が何にも増して優先される」と指摘。景気がまだまだ完全な回復基調にのっていない段階では、「24兆円規模の第2次補正を早急に成立させて執行し、それにつながる形で本予算を成立させて4月1日から執行できる体制を作っていきたい」との意気込みを語った。
その上で、次年度予算については、「明瞭」「簡素」「迅速」の観点から予算の繰越制度を一層活用し、予算執行において無駄・不合理が起きないようにする方針を明らかにした。
また、閣議後の閣僚懇で菅副総理から「国会が忙しくはなるが、(12日の)閣僚懇で意見交換をしたように、やるべきことは国会開催中であっても、積極的に準備をし、提案をすることが必要ではないか」と各大臣に述べたことも報告した。
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