政権獲得後初めてとなる2010年度の党定期大会が16日都内で、鳩山由紀夫総理をはじめ、約2000人が参加して開かれ、「雇用を守り、暮らしを守り、地域を守る『国民の生活が第一。』の政治の具現化する磐石の環境をつくる」との方針を採択した。
大会では、社会民主党の福島みずほ党首、国民新党の亀井静香代表、新党日本の田中康夫代表、新党大地の鈴木宗男代表、連合の古賀伸明会長、資生堂の池田守男相談役が来賓として挨拶。それぞれ民主党、鳩山内閣のますますの発展、国民の期待に応える政治の実現を訴えた。
鳩山総理は、冒頭、政治資金規正法違反に関する問題について、遺憾の意を表した。そのうえで、「全党が一致結束して、4年間の国民の負託の重さをかみしめ、この事態を乗り越えること、国民の期待に応えることを改めて誓う」とあいさつし、さらに、「国民のお一人おひとりの生活に夢と希望と安心を与えること」が政権の使命だとして、夏の参院選勝利、単独過半数獲得に向けて党の団結を呼びかけた。
次に、輿石東幹事長職務代行が、活動報告と2010年度の活動方針案と規約の運用に関する提案を行い、決算・予算を含め満場一致で採択された。このなかで、輿石代行は、画期的な政権交代を受けて、組織拡大を図り、政権与党態勢を確立することを本年度の目標とすることを強調した。さらに、規約に関しては、「党規約改正委員会」を設置し、改めて党の正規の手続きを経て改正するとして、それまでの間、現行の規約を適切かつ柔軟に対応するとした。
また、昨年の総選挙において全小選挙区で公認候補が勝利した岩手県連、福島県連、山梨県連、新潟県連、長野県連、愛知県連、滋賀県連、長崎県連が優秀県連として表彰され、鳩山代表より表彰状と金一封が手渡された。
最後に、輿石幹事長職務代行(参院議員会長)が、「難局を乗り越え政権安定の夏へ」と団結ガンバロー三唱の音頭をとり、参院選勝利、政権安定の夏への熱気に満ちた大会となった。
大会実行委員長は奥村展三総務委員長が務め、議長は樽床伸二衆院議員、岡崎トミ子参院議員が務めた。
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