平野博文官房長官は18日午前、首相官邸で記者会見を行い、同日朝の臨時閣議で平成21年度第2次補正予算案を閣議決定したことや同日から開会される通常国会での予算審議などに関して記者団の質問に答えた。
はじめに同日の臨時閣議で平成21年度一般会計補正予算並びに特別会計補正予算について決定したことを報告。
次に同日から始まる通常国会について、「現在の経済情勢を考えると、まずは事業規模が24兆円を超える補正予算の早期成立に向けて最大限取り組み、国民生活第一の施策を実現することが我々に課せられた使命であると改めて認識している」と語った。
続いて、先週の土曜日に小沢一郎幹事長が首相公邸で鳩山由紀夫総理(代表)と会談した際、小沢幹事長が「検察と全面的に闘っていく」と述べたことに対して鳩山総理(代表)が「どうぞ闘ってください」と発言したことに批判が起きていることに対して、「幹事長が頑張っていくということに対する激励ならびに了承の言葉としての発言」と述べ、不適切であるとの批判に「鳩山総理の真意が伝わっていないだけ」とした。
最後に普天間飛行場移設問題について、県外移設を求める候補と条件付きで辺野古への移設を容認する候補が立候補した沖縄県名護市長選挙が昨日告示されたことを受け、選挙結果に影響するかどうかの質問について、「選挙が行われている中での発言は控えたい」と述べる一方で、1月中に沖縄基地問題検討委員会での結論を出すことを目標に最終的には5月中までに政府の最終的な結論を出す考えに変わりはないと答えた。
同日午後の会見で平野官房長官は、ハイチ大地震の日本の支援として、国際緊急援助隊の調査チームが現地時間17日活動箇所に入り、現地時間18日から活動を開始する予定であると報告した。
また、今回の地震による被害は、依然としてきわめて深刻な状況にあることから、鳩山総理の「出来るだけ支援をしていく」との意向を受け、18日、防衛省として、先日行われたC−130による医療チームの輸送のほかに医療や感染症対策等の分野において自衛隊の追加的な活動の準備を開始していることを明らかにした。
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