高嶋良充参議院幹事長は26日午後、国会内で定例記者会見を行い、今国会の動きについて記者団に語った。
まず同日から参議院で審議入りした平成21年度第2次補正予算について、高嶋参議院幹事長は与党として28日に成立することを希望していると述べ、翌29日から衆参両院ともに施政方針を含めた政府4演説が行われる見通しであるとした。
また、同日の常任役員会で、DV防止法と国民投票法が見直し時期であることから、その取り扱いについて幹事長室に預けられたと報告。その他、取り調べ可視化法案についても前回から預けられており、参議院としては野党時代に2回も可決した法案であることから、政権交代した今、できれば政府提案で参院選までに成立させたいとの意向を語った。
捜査情報の漏洩問題対策チームを設置したことについて、捜査への圧力ではないかと自民党が批判をしていることに関して問われ、「マスコミからならともかく、自民党から批判を受ける筋合いのものではない。以前に自民党は、与謝野本部長のもと、検察のリークを追及する調査会を作っていた」と指摘し、20年前のリクルート事件の際、当時の法務大臣は「指揮権発動できる」との答弁を行っていることもあり、それらも参考にして、民主党政権としてどう対応していくか議論していくと述べた。
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