■平野博文官房長官会見■
「国民に具体的な実感が表れるよう、予算の早期成立に全力で取り組む」
平野博文官房長官は28日午前、首相官邸で会見を行い、同日予算委員会開会前に閣僚懇談会を開催したことに触れ、「昨日の参院予算委員会において閣僚からの不規則な発言があったことは誠に遺憾、閣僚という立場を踏まえてそれぞれ不規則発言は慎み、予算や法案の早期成立に務めていただくよう要請した」と説明した。
また同会で鳩山由紀夫総理(代表)から、「予算を成立させることが重要であり、閣僚の皆さんのご協力をお願いしたい」との発言があったことを踏まえたうえで平野長官は、「鳩山内閣が一致してこの予算を上げるということで全閣僚の了解を得たことを確認した」と語った。
次に日本経団連の新会長に米倉弘昌住友化学会長が内定したことについて、鳩山総理が同日朝、記者団に「どういう政策が打ち出されるか伺ってみたい」と発言したことに対して総理と経団連との定期的な政策対話といったものを視野に入れているかとの質問には、「まだ正式に新会長に就任されたわけではないので5月の正式な総会で決定した段階で定期的な会合を持つかどうかは判断されるのでは」との見通しを示した。
最後に報道機関が行った世論調査で鳩山内閣に対して厳しい結果が出たことに対する受け止めについて平野長官は、「国民の皆さんの支持がより得られるように全力で頑張らなければならない」との感想を述べると同時に、「補正予算、本予算を早く成立させることが国民の皆さんに具体的な実感として表れてくれば支持率も上がっていくのであろう」と予算成立に向けて全力で取り組む姿勢を改めて示した。
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