■菅直人副総理兼財務・経済担当大臣会見■
日本の取り組みについてしっかり考えを伝えたい G7出席にあたり■
菅直人副総理兼財務・経済担当大臣は2日夜、官邸内で行った記者会見で、「国会は来年度予算の審議が順調に進んでいる。明日の本会議で代表質問が終わるということで、しっかりと、できれば月内の通過を目指して頑張っていきたい」と、早期成立に向けて意気込みを語った。
また、今週末にカナダで開催される先進7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)に臨むに当たっては、本格的な国際会議そのものが初めてでもあり、「しっかりと対応していきたい」と表明。会議全体としては、文書等をまとめるのではなくざっくばらんな意見交換をしようという形で進むと聞いていると述べ、オバマ大統領が提案している金融規制改革に対する各国の受け止めや、リーマン・ショックによる経済危機以降、各国が抱えている財政問題など世界経済全体のことが主要議題になるのではないかとの見方を示した。
そのうえで、菅副総理は「それぞれの問題について各国の考えを聞くと同時に、今日本として、政府として取り組んでいることについてはしっかりと考えを伝えていきたい」と強調した。
■平野博文官房長官■
「普天間に戻ることはない」代替地検討の基本姿勢明示
平野博文官房長官は2夕、官邸内で行われた記者会見で、普天間基地の問題について記者の質問に答え、「普天間に代わる基地をさがせ」という鳩山由紀夫総理(代表)の指示に基づいて検討していると説明。「普天間に戻ることはない」と、代替地検討についての基本姿勢を改めて示した。
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