党和歌山県連(代表:岸本周平衆議院議員)は6日、和歌山市内で記者会見し、石井一選対委員長同席のもと、今夏の参議院選挙和歌山県選挙区の公認候補に、新人でNPO法人役員の島久美子(しまくみこ)氏(53)の擁立を内定したと発表した。
会見で島氏は「昨年夏、私たちは『政権交代』という大きな選択をした。政治を変えたい、社会を変えたいという一人ひとりの思いが新しい流れをつくり始めている。この流れを絶対に止めてはいけない。そんな強い思いを持っている」と表明した。
そのうえで自身について、ボランティア活動などを通して、「誰かの役に立ちたい」「社会をより良く変えていきたい」との思いをふくらませ、短大卒業後、子どもたちの豊かな成長を目指す『子どもNPO』に飛び込んだことを紹介。「まだNPOという考え方がない時代だったので、子ども達のために公共的な活動を繰り広げて、どんな存在だと不思議がられた。しかし、今、政府が打ち出している『新しい公共』の原点がここにあると思う。一人ひとりが『幸せ』や『生きがい』を感じながら日々を送り、それが地域の元気につながる。そんな社会をみんなで一緒に作ることが私の強い思い」だと述べた。
同時に「みんなが主人公になる政治を、皆さんとともに作っていきたいと決意している」と出馬への強い決意を語った。
同席した石井選対委員長は「島さんは和歌山のNPO活動の草分け的存在として、33年間地域社会のために、生活者の視点に立って、庶民のサイドから活動されてきた方であり、こういう形で草の根運動を続けて来られた方は、全国の候補者の中でも数少ない。そして女性であったということが、本部として選考に残した最大の理由だ」と擁立への経緯を説明した。
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