■鳩山由紀夫総理(代表)記者ぶらさがり■
「国民に開かれた政治を示すため枝野議員を行政刷新担当大臣に任命」
鳩山由紀夫総理(代表)は10日夕、首相官邸で石川知裕衆院議員が離党の意向を固めたとの報道、同日枝野幸男衆院議員を行政刷新担当大臣に新たに任命したことなど、記者団からの質問に対して答えた。
はじめに石川議員が同日、民主党を離党する意向を固めたとの報道への受止めを求められた鳩山総理は、本人からは何も聞いていないとしたうえで、「基本的には出処進退は自分自身でお決めになるべきで、冷静に色々と考えておられるのではないかと推察する」と述べた。
次に同日、枝野議員を行政刷新担当大臣に起用し、鳩山総理が「国民への信頼を回復してもらいたい」と発言したことに関連し、鳩山内閣ならびに民主党への国民の信頼をどう考えるか問われ、「事業仕分けが一番、政治主導、国民に開かれた新しい政権の姿を示したと思う」と指摘。あわせて、今の民主党政権の政治姿勢が必ずしも国民の期待に応えていない部分もあるとして、「事業仕分け第2弾も視野に入れながら民主党らしい姿を国民の皆さんにお見せするためにも起用した」と説明した。
最後に、明日鳩山総理が63歳の誕生日を迎えるにあたり、政権交代を果たした1年間の感想と次年の抱負については、「政権交代を訴え続けてかなり時間がかかったが、その分どういう日本にしていきたいかということを(政権交代までの間)考えることができたことで、政治が変わっていく姿をお認め頂けたのではないか」と振り返り、今後については、「一日一日の積み重ねで国民の皆さんにさらに大きな政治の変わりゆく姿を見せ切りたい」と抱負を述べた。
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