■鳩山由紀夫総理(代表)記者ぶらさがり■
「国民の皆さんのために政治を変えるという思いが民主党の原点」
鳩山由紀夫総理大臣(代表)は12日夜、官邸内で記者団から、同日、国家公務員法改正案の閣議決定が見送られた理由を問われ、「降格人事のところが甘いのではないかということで修正をしている最中であり、そんなに時間はかからないが見直しをさせることにした」と説明。「抜擢もある一方で降格もあるというなかで公務員の皆さんがより良い国づくりに向けて頑張って仕事に取り組める状況をつくるため、もう少しいいものにしていきたい」と述べた。
また、行政刷新担当大臣に枝野幸男議員が任命された際に強調した「民主党らしさ」について鳩山総理は、「国民の皆さんのために政治を変えなければならない」というのが民主党の原点であると表明。そのうえで、「与野党係わらず、なにふりかまわず国民の皆さんのために頑張るという精神が民主党らしさであり、その発想を枝野大臣は持っていると思う。民主党自体も国民のために集中して働いている姿を見せきることが大事だ」とした。
最後に、14日のバレンタインデーを前に、女性記者たちから「友愛」の文字が書かれたチョコレートケーキをプレゼントされるという一幕も。思わぬサプライズ演出に笑顔を浮かべた鳩山総理は、甘いケーキを前に、「必ずしも国民の皆さんにわかってもらえないというときは辛い思い、苦い思いも噛み締めている。しかし甘い思い出もたくさんある」と語り、改めて「感謝します」と御礼の言葉を述べた。
■平野博文官房長官会見■
北マリアナ諸島テニアンへの普天間基地移転
検討への慎重姿勢示す
平野博文官房長官は12日午前の記者会見で、政府・与党の基地問題検討委員会がグアムの視察を終えたことに関して、北マリアナ諸島テニアンの市長が普天間基地の移転受け入れを表明していることについて、「報道のレベルの話であり、よく聞いてみないと」と述べ、検討委員会で検討するかどうか、慎重な姿勢を示した。
また、同日の閣議で「医療保険制度の安定的運営を図るための国民健康保険法等の一部を改正する法律案」、「児童扶養手当法の一部を改正する法律案」などを決定したことを報告した。
夕刻の会見で平野長官は、総理が枝野幸男議員を行政刷新担当大臣に任命した際の指示書に、法令解釈に関する任務分担が盛り込まれていることを明らかにし、「今後、国会での答弁を含め法令解釈に関することは枝野大臣が担当する」と述べた。
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