輿石東参議院議員会長(幹事長職務代行)は18日午後、国会内で定例会見を行い、現在衆議院で審議中の来年度予算案が3月初めには参議院へ送付される見通しであることから、「一日も早く通して、国民との約束である政策実現に向けて全力を尽くす」との意向を改めて示した。
政党と労働組合との協力関係について問われた輿石会長は、「今に始まったことではないが、政党、労組それぞれの方針があり、お互いに協力し合ってお互いの要求を実現していく。お互いに立ち入りすぎない、干渉しすぎないといった関係になろうかと思う」と述べた。
また昨日、田中真紀子議員から政策研究所設立の申し入れが、鳩山由紀夫総理(代表)と小沢一郎幹事長にされたことについて、「政府・与党一元化の原則は変わらない」と述べ、個々の議員の政策決定への関わりについては、質問研究会や政務三役会議等で運営上工夫していくことで解決していくとの方針を語った。
さらに、普天間基地移転問題の全体状況については、「連立を組んでいる社民党や国民新党とも協議して、5月末までには総理の責任において結論を出す過程だ。一番大事なことは、沖縄の負担をどう軽くしていくかということ。もうしばらく見守っていただければいい」とした。
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