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小沢一郎幹事長は２１日昼、島根県松江市内で会見を行い、次期参議院選挙の島根選挙区の候補予定者として、前山陰中央テレビの岩田浩岳氏を擁立することを発表した。
小沢幹事長ははじめに、岩田氏の公認内定について、「県連の皆さんの尽力により、素晴らしい立派な候補者を選んだことを喜んでいる」と述べたうえで、「安定した今の仕事を止めて政治に参加する決断をしてくれたことを感謝するとともに何としても島根の参院議員として活躍してもらうために全力で選挙戦を戦い抜いて、県民の支持を得なければならないと思っている」と決意を表した。
続いて岩田氏が挨拶を行い、「昨年の政権交代で民主党政権が誕生し、国政に様々な変化がもたらされているが、島根は依然として衰退に歯止めがかからない状態が続いている」と現状を指摘。「地域の課題や皆さんの思いをまっすぐに国政に届け、生活の現場と国政をつなぐ役割を果たしたい」と出馬への思いを語った。そして、「これまでのような有力な政治家に丸投げ、お任せの民主主義ではなく、県民の皆さんの声に耳を傾けて、ともに新しい島根をつくっていきたい」と決意を表明した。
次に同選挙区の対立候補者となる青木幹雄・前自民党参院会長について記者団の質問を受けた小沢幹事長は、「立派な方だと思っているが、彼の時代的役割は終えたと認識している。県民の皆さんも同じではないか」と冷静に答えた。そのうえで、「岩田氏を先頭に皆で訴えていけば必ず勝利できる選挙区だと思っている」と自信の程を見せた。
さらに「相手は自民党体制を代表する人で岩田氏は全くの正反対。新しい政治を作るにふさわしい人物で最も対照的である」と分析。「ふるさとを再生しようという声が大きくなると思うので、県民の皆さんの理解を得て勝利するためにも党本部として最重要選挙区としてあらゆる支援体制を組んで行きたい」と意欲を示した。
最後に小沢幹事長と岩田氏ならびに小室寿明衆院議員（島根県第１区）と固い握手を交わし、次期参院選の勝利を誓いあった。
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