池田元久議員は22日午後、衆院予算委員会での経済と外交に関する集中審議で質問に立ち、デフレ克服が目下の急務であるとして、積極策を求めた。また、昭和恐慌を引き、いま必要なのは、政策当局の「思い切った人々の心を動かすアナウンスである」として、鳩山総理に決意の表明を求めた。鳩山由紀夫総理は、「積極的にやるのは当然のこと」と応じた。
池田議員は、冒頭、政府が年末に発表した「新成長戦略(基本方針)〜輝きのある日本へ〜」を数値目標を掲げたものとして高く評価。2020年に650兆円程度のGDPを目指すとの目標にいたる道筋を質した。
菅直人財務大臣は、アジア、観光・地域活性化、科学・技術、雇用・人材、環境・エネルギー、健康(医療・介護)の六つの柱を今後を肉付けし、達成に努力したいと答えた。
また、池田議員は、デフレ克服には、日銀の協力が必要だとして、量的緩和と長期国債の買い入れを質した。白川日銀総裁は、潤沢に資金を供給するのが日銀に立場だとして、「長期国債を21.6兆規模で買い入れている。長期国債の買い入れを含めて、しっかり資金供給をしていきたい」と答えた。
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