平田健二参議院国会対策委員長は24日午後、国会内で定例記者会見を行い、今後の国会の動きについて語った。
平田参院国対委員長は、同日の衆議院での中央公聴会が終わると予算の採決が見えてくるとして、参議院では来週に審議が始まればいいと述べた。そのうえで、「衆議院では自民党が欠席しているが、これから鈴木、風間両国対委員長と協議して、少なくとも参議院では円満にスタートできるように努力したい。30日ルールはあるが、参院として精力的に予算成立に向けて審議を促進していきたい」との意向を語った。
また、公明党が自民党と一線を画して審議に応じていることについて問われ、「この経済状況の中で予算を一刻も早く成立させ、日本の経済回復を図らなければならない。いろいろな問題はあるが、予算案は真剣に議論したいという表れではないか」とした。
それに関連して自民党の審議拒否については、「自民党の要求は予算委員会や本会議でやる問題ではなく、政倫審などでやること。予算委員会でなければだめだというなら、ノーというのは当たり前のことだ。別なところでやりましょうというような提案であれば、議論しないということはないと思う。出席しないことを前提に理屈をつけたとしか受け取れない」と苦言を呈した。
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