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2010/03/02
【衆院予算委】平成22年度予算 松原議員が締めくくり質疑を行う 
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 衆議院予算委員会で2日午前、平成22年度予算に関する締めくくり質疑(総理以下全大臣出席)が行われ、民主党・無所属クラブを代表して松原仁議員が質疑に立った。

 冒頭、松原議員は「(民主党は)「国民の生活第一。」ということで予算審議に臨んできた。今日の段階における総理と担当大臣の思い」を問うた。

 鳩山由紀夫総理大臣(代表)は、「予算の審議は、国民のみなさまがたのお暮らしを守る大切な審議。みなさんに積極的に質疑をしていただき、国民のみなさま方の命を守る予算の成立に向けて、お互いに切磋琢磨をしてまいりたい。国民のみなさまと共に歩む新政権の姿が少しでも明らかになればいい」との思いを述べた。

 菅直人副総理兼財務・経済担当大臣は、「今日、締めくくり総括ができたのは、委員長を含め、理事の皆さんをはじめ、与野党のみなさんの共通の思いがあったらからだ。参議院の審議を含めて予算を成立させて、一日も早く国民のみなさんにその成果をきちっと見ていただきたい」との見解を示した。 

 松原議員は、人とモノと情報が集まるところに、反映と経済の活性化があり、強い東京を作る都市戦略が重要と指摘したうえで、「強い国際都市東京をつくるために、前原大臣は、羽田24時間国際空港化の他にどのような戦略と構想を持っているか」と質した。

 前原誠司国土交通大臣は、「国際競争力を強めるには、大都市の競争力強化が重要。それがひいては日本の底上げにつながっていく。その意味で、東京の機能をどのように高めていくかは重要」としたうえで、「容積率緩和の問題について、特例容積率適用地区というものはあるが、容積率の異動などをもっと地域を広げてできるようにし、東京の再開発がよりダイナミックにできるように検討していきたい」と応えた。

 また、松原議員は、本年度の拉致対策関係費について問うたところ、中井洽拉致問題担当大臣は、「今回の予算の中で、拉致策室の予算として12億4000万円。従来の倍額の予算を頂戴した。特にその中で、情報収集関係の予算を4.43倍強化した。このことにより、日本人の拉致被害者の情報収集を徹底的にやる。そして、安否を確かめ、その上で、突破口を開き解決をはかっていきたい」と強い決意を示した。

 最後に、松原議員は「新しい公共」について、「居場所と出番をつくるという、まさに政治の根本的な民主主義の本質を問う議論であり、それが今、問われている」と総理の決意を問うた。

 鳩山総理は、「本来、警察が行っている防犯の仕事をボランティアのみなさんが老いも若きも参加をされていた。自ら防犯をすることにより、幸せを享受されていた」と、先日、大田区池上のPSI(自主防犯パトロール隊)を視察した際の感想を紹介しながら、「お互いに奉仕することのよって、幸せということをお互いが享受し合えるシステムが今、あまさに求められている。ボランティアの精神、社会奉仕の精神をいかに、政府が支援をするか。その仕組みを構築していくことが非常に大事で、そのことが今、求められている。むしろ、民主主義の原点として重要な考え方として極める大きなチャンスである」との見解を示した。

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