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2010/03/03
【今日の官邸】鳩山由紀夫総理(代表)記者ぶら下がり、平野官房長官会見
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■鳩山由紀夫総理(代表)記者ぶらさがり■
■「緊張感が足りない。全省庁の官房長に官房長官から注意させる」■

 鳩山由紀夫総理は3日夕、官邸で同日の参院予算委員会に3閣僚が遅刻したことに関する記者の問いに、「緊張感が足りない。みんなが緊張感をもって臨まなければならない。全省庁の官房長を集めて官房長官から注意させる。けしからん事が起きた。事務方のミスもあり二人の大臣まで時間が伝わらなかった」と答えた。

 また、バンクーバーオリンピックで選手団長を務めた橋本聖子参院議員に労いの言葉をかけたこと、さらに「教訓を生かし、橋本さんにもアイディアを出してもらい、国として強化すべきところは強化したい」と答えた。


■平野博文官房長官会見■
特定組織、政党の影響を受ける疑念のある団体の役員兼職は控えるべきと答弁書を閣議決定

 平野博文官房長官は3日午前、首相官邸で会見を行い、昨日の閣議で土地改良事業団体連合会に議員が役員として兼職することに関する質問主意書の答弁書を閣議決定したことを受けて記者団に語った。

 平野長官は、同連合会の役員について自民党の兼職を問題としていることと、社団法人競走馬育成協会の役員兼職について問題がないのかという事に対し、同連合会については対象地域における農業者を強制的に加入するものであり、公共性が高い法人に議員が属していることで、当該団体が特定の組織、政党の影響を受けているのではないかという疑念を国民から持たれる恐れがあると説明。一方、社団法人競走馬育成協会については競走馬の健全な発展を目的とした競走用馬の育成技術の向上に関する普及事業を事業内容とすることに鑑みれば議員が役員を兼職しても当協会の業務活動に影響が生じる恐れはなく、また当協会については法律に基づく事業を実施していないことや協会への加入も任意であるため問題はないと判断したことを述べた。

 さらに平野長官は、農水省が1月15日付で議員が同連合会の役員の兼職を控えるよう求める通知を出していることも付け加えたうえで、「政府として特定の組織、政党の影響を受けているとの疑念を持たれる恐れがある団体への役員兼職は自民党であれ、民主党であれ好ましくない」との見解を表したうえで同連合会および同様の団体への兼職を控えるべきとする要請を行っていく考えを明らかにした。

 同日午後の会見で平野長官は、前原誠司国土交通相、仙谷由人国家戦略担当相、原口一博総務相の3閣僚の参院予算委員会への遅刻に関して同日昼に行った自らの対応について説明。「ふたつある」として、第一には国会の状況については各閣僚のもとにはきちんと伝達されているなか、大臣に時間軸をあげる際に事務的なミスがあったということだが「結果としては遺憾」と表明。あわせて、委員会審議が通常とは違う時間設定で開始されるといったケースでは事務担当者は閣僚に注意して伝えるよう求めたことを明らかにした。

 鳩山由紀夫総理(代表)からも指示があり、3閣僚に対して緊張感を持って臨むよう、同日昼に改めて要請したと平野長官は語った。

 米軍普天間基地の移設問題について、国民新党が沖縄基地問題検討委員会へ提出する党独自案等を同日正式決定したこと等を踏まえ、社民党の考え方を含めて今後の対応を問われ、「検討委員会を開くか、それぞれ環境が整ったということであれば、検討委員長の方にそれぞれが提出いただくということでも同じ役割だろうと思う。それは早々に行いたい」と述べた。

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